アルテ・マイン橋から見えるマリエン要塞
マイン川にかかるアルテ・マイン橋を渡り、聖ブルカルト(ブルカート)教会へ。
橋を渡り、さらに横断歩道を渡って左手に向かうと、すぐに聖ブルカルト教会が見えてくる。
聖ブルカルト教会
黄色っぽいかわいらしい建物で、さほど古さは感じられない。
左翼から聖堂内へ入る。
観光客はほとんどいないが、若い司祭(助祭?)が出入りしていた。
リーメンシュナイダー工房(1520)
天井から下がる十字架は色鮮やかで、イエスの脇腹から流れる血が鮮明に見える。
リーメンシュナイダー(1490)
左翼から入った正面(聖堂右手)には、ケースに入ったリーメンシュナイダーの聖母子が置かれている。
近づいて行くとライトが点く(やたらと黄色い)ようになっているので、暗い聖堂内でもよく見ることができる。
想像していたよりも大きな像であった。
この像も彩色が新しく感じられ、保存状態が良いという印象を受けた。
この幼子は何だか魅力的。
このマリアはのっぺりとした感じ(塗料が厚そう)に見えるのだが、フランツィスカーナー教会やその他の教会では、彩色が施されていてものっぺり感は感じられなかった。
1490年と比較的早い時期に制作されているので、後に技術が向上したということなのかもしれない。
祭壇右手にある階段を下りると、小チャペルがある。
新しくモダンであるような印象を受けた。
カトリック教会では、聖体(イエス・キリストの身体であるパン)が置かれている印として赤いライトを灯すのだが、ここの聖櫃(聖体が保管されている箱のようなもの)の横にも赤いライトが点いていた。
時折光りがゆらめくような気がしてよく見てみると、電気ではなくろうそくが灯されていた。
一晩中ろうそくが灯されるというのも良いものだな、と思った。
リーメンシュナイダー関連の作品タイトル(ドイツ語)、制作年等は「リーメンシュナイダー紀行」さんから転載させていただいています。
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