Friday, February 20, 2009

Würzburg * St.Burkard Kirche


アルテ・マイン橋から見えるマリエン要塞

マイン川にかかるアルテ・マイン橋を渡り、聖ブルカルト(ブルカート)教会へ。

聖ヨセフ



橋を渡り、さらに横断歩道を渡って左手に向かうと、すぐに聖ブルカルト教会が見えてくる。


聖ブルカルト教会

黄色っぽいかわいらしい建物で、さほど古さは感じられない。



左翼から聖堂内へ入る。
観光客はほとんどいないが、若い司祭(助祭?)が出入りしていた。

《Chorbogen Kruzifix》
リーメンシュナイダー工房(1520)

天井から下がる十字架は色鮮やかで、イエスの脇腹から流れる血が鮮明に見える。



《Madonna(聖母子)》
リーメンシュナイダー(1490)

左翼から入った正面(聖堂右手)には、ケースに入ったリーメンシュナイダーの聖母子が置かれている。
近づいて行くとライトが点く(やたらと黄色い)ようになっているので、暗い聖堂内でもよく見ることができる。
想像していたよりも大きな像であった。



この像も彩色が新しく感じられ、保存状態が良いという印象を受けた。
この幼子は何だか魅力的。


このマリアはのっぺりとした感じ(塗料が厚そう)に見えるのだが、フランツィスカーナー教会やその他の教会では、彩色が施されていてものっぺり感は感じられなかった。
1490年と比較的早い時期に制作されているので、後に技術が向上したということなのかもしれない。


祭壇右手にある階段を下りると、小チャペルがある。
新しくモダンであるような印象を受けた。



カトリック教会では、聖体(イエス・キリストの身体であるパン)が置かれている印として赤いライトを灯すのだが、ここの聖櫃(聖体が保管されている箱のようなもの)の横にも赤いライトが点いていた。
時折光りがゆらめくような気がしてよく見てみると、電気ではなくろうそくが灯されていた。
一晩中ろうそくが灯されるというのも良いものだな、と思った。

聖堂後方に置かれた像

リーメンシュナイダー関連の作品タイトル(ドイツ語)、制作年等は「リーメンシュナイダー紀行」さんから転載させていただいています。

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