Marienkapelle(マリエンカペレ:マリア聖堂)
マルクト広場にあるマリエンカペレは、小さいながらも(日本で言えば相当大きいが)ゴテゴテとした外壁のどっしりした教会だった。
この外周にある彫刻群は現在レプリカで、先にも紹介したヴュルツブルクのカテドラル(聖キリアン教会)や、マリエン要塞内にあるマインフランケン博物館にオリジナルが収められている。
アダムとイブに迎えられ聖堂内に入った。
リーメンシュナイダー(1502)
この人は「コンラート・フォン・シャウムベルク司教領主に仕えた侍従で、エルサレム巡礼の旅の帰路にて病没」したのだそうだ。これを知って何とも言えない気持ちになった。
写真ではわかりづらいが、墓碑の右脇の辺りに花が一輪挿してある。
この教会を訪れた人が挿して行ったのであろうが、ささやかなものであるが感動した。
日が暮れてきたせいもあり暗く見づらいのだが、薄暗い中にひっそりと佇むのが墓碑らしくもあり、この作品に相応しいように思えた。
美術作品としてもとても良いと思えた。
作品タイトル(ドイツ語)、制作年等は「リーメンシュナイダー紀行」さんから転載させていただいています。
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