Wednesday, December 17, 2008

Fr.K


バチカンのクリスマスツリー(AFP BBニュースより)


ボリビアで宣教活動を続けている日本人司祭からクリスマスの手紙が届いた。
数年前に帰国された際のミサで、偶然侍者の奉仕を務めていたことから交流がはじまったが、その日が私の誕生日であることもありミサ中にお祝いをしていただいた。
後にも先にもこのようなことはあり得ないと嬉しく思っているが、それだけに印象も強く残っており、以来近況をご連絡くださるようになった。
今年は11月に列福式に参列するために通常よりも早く帰国されたそうで、来年2月まで滞在との長期の帰国になるが、次回のミサでも偶然侍者の奉仕をさせていただくことになった。

明るく元気なこの司祭はもう高齢だが、お目にかかるといつも励まされ、あたたかい気持ちにさせられる。
ご本人は「日本に帰ってくると冷蔵庫に入れられたような気がする」と物質的に豊かな国である日本社会の冷たさを憂いでいらっしゃるのだが、司祭の振るまいが底を抜けた明るさであるだけにその言葉に実感が込められているのを感じ、何もできない自分が非常に悔しく、また恥ずかしくもなる。

前回お目にかかってから今日までの間、日本のために、世界のために、私は何ができたのだろうか。次回言葉を交わすまでの間に何ができるのだろうか。

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