Sunday, September 23, 2007

Pantheon -Basilica di Santa Maria ad Martyres



Pantheon -Basilica di Santa Maria ad Martyres

Pantheon(パンテオン)に向かった。
パンテオンというと“文化財のような建造物”というイメージしかなかったが、ここでミサが執り行われるというので、主日のミサはパンテオンで与ろうと計画していた。
渡伊前にイタリア人司祭にパンテオンでミサが挙げられることを話したのだが、ご存知でなかった。通常の教会とは運営が異なり、どうやらイベント的な扱いのようである。ミサも週に一度、日曜日に主日ミサが挙げられるだけであり、朗読や奉納も司式者側で行われていた。



聖堂内はロープで仕切られており、ミサに与る人だけが席に座ることができる。係の人に「ミサに与ってもいいですか?」と尋ねると「もちろんです」と通してくれた。
観光客で溢れる中、参列者は非常に少なかったのだが、事前にミサの情報を知らなければ入りづらいような雰囲気だったためであるように感じた。多くの人が着席せずに、ロープの外側からミサを眺めていた。

聖歌隊による演奏と合唱は、ドーム状の堂内に反響し、実に美しく響いていた。
ミサは3名の司祭によって執り行われたが、朗読や説教の声も堂内によく響き、厳かな雰囲気だった。侍者を務める若いヒスパニック系のブラザー(あるいは神学生)のたたずまいがとても凛々しく、祭壇を上り下りする司祭のアルバの裾をまくりあげたり、福音書を開いたりする様が非常に鮮やかで、美しかった。


正式名称は“Basilica di Santa Maria ad Martyres”
ここにはラファエロの墓もある。

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