Wednesday, December 23, 2009
Saturday, November 21, 2009
SSANG HWA JEOM(霜花店) ~まとめ~
以前も同じ映画について書きましたが・・・
というか、この映画について書くのは3回目なのですが・・・
それぞれ違うシチュエーションの中で見ているため、今回は1回目+2回目の感想をまとめたような内容になっています。
チケットをいただき、来年2月から公開がはじまる映画(ミニシアター系ですが)、「霜花店(サンファジョム)~運命、その愛」のジャパンプレミアに行ってまいりました。
何でも超入手困難なチケットだったのだそう。。。 そうと知らずに軽い気持ちでフラフラと劇場に向かいましたが、この場を借りてプレゼンターに感謝申し上げます。
今回は三名の主演のうちのお一人、チュ・ジンモさん(左のポスターの右の人、右のポスターの左の人)が来日されました。
昨年12月に韓国で上映されたこの映画。韓国映画というとミーハーな韓流イメージがあるかもしれませんが、それでもこの映画は格別で、ご縁あってDVDを含め5回目の鑑賞でした(マイケルのThis Is Itを超してます 笑)。
しかも今回が一番泣きました。泣かないようにガマンしていたら頭まで痛くなりました。
ゲイ映画にして、過激すぎるシーンも多いためにR指定という、韓国でも話題の映画でしたが、そんなのは別にたいしたことなくて(というかどーでもいいし、それで騒ぐのはナンセンス)、高麗時代の歴史映画にして悲しい悲しい愛の物語です。
「マルチュク青春通り」「卑劣な街」などのユ・ハ監督の最新作ですが、この監督は人気俳優を起用しているものの、いわゆる韓流映画(イメージの中の)とは異なり、ニュアンスに富んだ何とも言いようのない繊細な感情を表現する監督です。思春期や若い頃に、誰しもが経験した切ない感情を、映画を通して体験させてくれる監督、とでも言えるでしょうか。
映画には重要な「大衆性」という観点から、作品ごとにわかりやすさが増してきているように感じますが(それが監督の悩みでもあると思いますが)、詩人だったというこの監督の独特の世界観がとても好きで、「霜花店」もやはり素晴らしい作品です。
この映画は、ゲイである王と、少女マンガのような美男子の護衛武士、そして王から愛されることのなかった王妃の三人の、繊細で悲しい愛の物語です。
韓国ではストーリーがわかりやすすぎる(単純すぎる)という意見もあったようですが、この映画はストーリーを楽しむ映画ではなく、むしろシンプルなストーリーだからこそ、人の心の機微という微妙なニュアンスが味わえる映画であるように思います(複雑なストーリーではこの作品が壊れてしまいそう)。
なので、ネタバレでも全然問題ないと思うので、ごく簡単にストーリーを。
後継者問題の中、王(ゲイ)は寵愛する護衛武士に、王妃との間に後継ぎを残すように命じ、そのために護衛武士は王妃を知ることになりますが、この王妃の存在によって王と護衛武士との関係が壊れることに。王妃によって人を愛することを知った護衛武士は、次第に王から気持ちが離れてゆきますが、それでもなお護衛武士を愛する王は、何としてでも護衛武士を側に置こうと次第に狂気を帯びてゆき、クライマックスを迎えます。
物語の後半、すでに関係が壊れはじめた王と護衛武士とが、互いに複雑な気持ちを胸にしながらも、かつてのように共に琴を奏でるシーンがありますが、言葉を交わすことはなく、しかし幸せだった頃を懐かしみながら、かすかに微笑み合うだけのこの場面が、とても悲しく、また一時の安らぎのようでもあり、とても印象的でした。この映画の妙はここに凝縮されていると言えるのではないかと思います。
また映画を通して俳優の演技力が目立っており、王役のチュ・ジンモは圧巻(ゲイの王様という設定も、どこか女性的なチュ・ジンモにはぴったり)。目だけで感情を表現する、素晴らしい俳優さんだと思いました。
王妃役のソン・ジヒョは女性にしては珍しく落ち着いた低い声ですが、この声もまた魅力で、自然な顔の美しさやゴージャスすぎない身体を持った女優を選んだというユ・ハ監督の意図には頷けるものがあります。劇中に彼女が歌う歌が、とても淋しいメロディーなのですけれど、何とも言えない良さがあります(音楽賞を受賞しただけあって、音楽を思い出すだけで泣きそうになります)。
護衛武士役のチョ・インソンは、王に飼われていた “籠の中の鳥” が向こう見ずに飛び立ち、そして果てる、若さゆえの衝動を初々しく演じていたように思います。日本語の字幕つきを見てはじめて台詞を理解しましたが、言葉を理解することで、より演技の良さが現れてくるように思いました。加えて、爽やかなイメージの大人気青春スターがこの映画の撮影を通して成長し、本当の役者さんになったのだなあ(なろうとしているのだろうなあ)と感じさせられました。
邦題は「霜花店(サンファジョム)~運命、その愛」ですが、「運命・・・」はつけずに「そうかてん」と読ませればいいのにぃ~、でもサブタイトルがないとわからないかもぉ~ などと、個人的には思っています。
☆☆☆☆★(4.5点/5点満点)
ところで、最近見た映画では、同じく韓国の映画「You're My Sunshine」(主演の俳優さんがちょっと貴乃花親方に似てる)と、吉永小百合と竹中直人が主演の「まぼろしの邪馬台国」がよかったです。あともちろんマイケルの「THIS IS IT」ね。
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というか、この映画について書くのは3回目なのですが・・・
それぞれ違うシチュエーションの中で見ているため、今回は1回目+2回目の感想をまとめたような内容になっています。
チケットをいただき、来年2月から公開がはじまる映画(ミニシアター系ですが)、「霜花店(サンファジョム)~運命、その愛」のジャパンプレミアに行ってまいりました。
何でも超入手困難なチケットだったのだそう。。。 そうと知らずに軽い気持ちでフラフラと劇場に向かいましたが、この場を借りてプレゼンターに感謝申し上げます。
今回は三名の主演のうちのお一人、チュ・ジンモさん(左のポスターの右の人、右のポスターの左の人)が来日されました。
昨年12月に韓国で上映されたこの映画。韓国映画というとミーハーな韓流イメージがあるかもしれませんが、それでもこの映画は格別で、ご縁あってDVDを含め5回目の鑑賞でした(マイケルのThis Is Itを超してます 笑)。
しかも今回が一番泣きました。泣かないようにガマンしていたら頭まで痛くなりました。
ゲイ映画にして、過激すぎるシーンも多いためにR指定という、韓国でも話題の映画でしたが、そんなのは別にたいしたことなくて(というかどーでもいいし、それで騒ぐのはナンセンス)、高麗時代の歴史映画にして悲しい悲しい愛の物語です。
「マルチュク青春通り」「卑劣な街」などのユ・ハ監督の最新作ですが、この監督は人気俳優を起用しているものの、いわゆる韓流映画(イメージの中の)とは異なり、ニュアンスに富んだ何とも言いようのない繊細な感情を表現する監督です。思春期や若い頃に、誰しもが経験した切ない感情を、映画を通して体験させてくれる監督、とでも言えるでしょうか。
映画には重要な「大衆性」という観点から、作品ごとにわかりやすさが増してきているように感じますが(それが監督の悩みでもあると思いますが)、詩人だったというこの監督の独特の世界観がとても好きで、「霜花店」もやはり素晴らしい作品です。
この映画は、ゲイである王と、少女マンガのような美男子の護衛武士、そして王から愛されることのなかった王妃の三人の、繊細で悲しい愛の物語です。
韓国ではストーリーがわかりやすすぎる(単純すぎる)という意見もあったようですが、この映画はストーリーを楽しむ映画ではなく、むしろシンプルなストーリーだからこそ、人の心の機微という微妙なニュアンスが味わえる映画であるように思います(複雑なストーリーではこの作品が壊れてしまいそう)。
なので、ネタバレでも全然問題ないと思うので、ごく簡単にストーリーを。
後継者問題の中、王(ゲイ)は寵愛する護衛武士に、王妃との間に後継ぎを残すように命じ、そのために護衛武士は王妃を知ることになりますが、この王妃の存在によって王と護衛武士との関係が壊れることに。王妃によって人を愛することを知った護衛武士は、次第に王から気持ちが離れてゆきますが、それでもなお護衛武士を愛する王は、何としてでも護衛武士を側に置こうと次第に狂気を帯びてゆき、クライマックスを迎えます。
物語の後半、すでに関係が壊れはじめた王と護衛武士とが、互いに複雑な気持ちを胸にしながらも、かつてのように共に琴を奏でるシーンがありますが、言葉を交わすことはなく、しかし幸せだった頃を懐かしみながら、かすかに微笑み合うだけのこの場面が、とても悲しく、また一時の安らぎのようでもあり、とても印象的でした。この映画の妙はここに凝縮されていると言えるのではないかと思います。
また映画を通して俳優の演技力が目立っており、王役のチュ・ジンモは圧巻(ゲイの王様という設定も、どこか女性的なチュ・ジンモにはぴったり)。目だけで感情を表現する、素晴らしい俳優さんだと思いました。
王妃役のソン・ジヒョは女性にしては珍しく落ち着いた低い声ですが、この声もまた魅力で、自然な顔の美しさやゴージャスすぎない身体を持った女優を選んだというユ・ハ監督の意図には頷けるものがあります。劇中に彼女が歌う歌が、とても淋しいメロディーなのですけれど、何とも言えない良さがあります(音楽賞を受賞しただけあって、音楽を思い出すだけで泣きそうになります)。
護衛武士役のチョ・インソンは、王に飼われていた “籠の中の鳥” が向こう見ずに飛び立ち、そして果てる、若さゆえの衝動を初々しく演じていたように思います。日本語の字幕つきを見てはじめて台詞を理解しましたが、言葉を理解することで、より演技の良さが現れてくるように思いました。加えて、爽やかなイメージの大人気青春スターがこの映画の撮影を通して成長し、本当の役者さんになったのだなあ(なろうとしているのだろうなあ)と感じさせられました。
邦題は「霜花店(サンファジョム)~運命、その愛」ですが、「運命・・・」はつけずに「そうかてん」と読ませればいいのにぃ~、でもサブタイトルがないとわからないかもぉ~ などと、個人的には思っています。
☆☆☆☆★(4.5点/5点満点)
ところで、最近見た映画では、同じく韓国の映画「You're My Sunshine」(主演の俳優さんがちょっと貴乃花親方に似てる)と、吉永小百合と竹中直人が主演の「まぼろしの邪馬台国」がよかったです。あともちろんマイケルの「THIS IS IT」ね。
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写真は霜花店公式サイトから転載させていただいています。
Friday, October 30, 2009
Michael Jackson's THIS IS IT
今年6月に亡くなった、大好きなマイケル・ジャクソンの映画 “THIS IS IT” を観に行ってきました。
亡くなる直前まで行っていたという、ロンドン公演のためのリハーサル風景などを編集した、2週間限定公開の映画です。
※公開が2週間延長になり、11月27日までになったらしいです(一部の劇場をのぞく)
マイケル特集のテレビなどを泣きながら見たりしていましたが、それでも今日まで、マイケルの死が信じられませんでした。でも、映画のオープニングでマイケルの姿を目にすると、なぜだか突然「いなくなっちゃったんだ・・・」ということを実感させられて、そして「あぁ、マイケルが戻ってきた!」とも感じて、静かに泣きました。
母の影響で幼い頃からマイケルの存在はすり込まれていたものの、“Thriller” のイメージが強かったのですが、小学生の頃に “We are the world” のマイケルのパートを聞いて、「歌詞にピッタリで、何て優しそうな声をしているんだろう」と感じてから、マイケルを好きになりました。いまとなってはマイケルを教えてくれた母に感謝です。
そういえば、以前ベルリンの「ホテル・アドロン」というホテルでディナーしましたが、その直後にマイケルがこのホテルに泊まっていたことを知り(マイケルが子どもを落とそうとした、というわけわかんない報道で登場したホテル)、ひそかに嬉しく思っていました。
この映画では、上手いしカッコいいマイケル本来のパフォーマンスはもちろん、これまでの過剰報道が払拭されるべくチャーミングで純粋で繊細で優しくておとなしいマイケルの人となりがよく表されており、嬉しさとあまりのマイケルらしさに何度もメソメソしながら観ていました。
リハーサルの様子が流れ、途中に共演者のコメンタリーや、ロンドン公演で流す映像の撮影風景が入るというライブPV&メイキングのような映画でしたが、パフォーマンスだけでも楽しめるし、マイケルって本当に魅力的で、真のエンターテイナーですよね。
公演をつくりあげえゆく熱心さや真面目さも強く感じられ、やっぱり「ライブの人」だなと思いました。
周囲の人へかけるていねいな言葉遣いや優しい口調、何度も “God bless you.” とささやくのが印象的で、ますますマイケルの心の温かさや人柄の良さを実感させられました。
何気にチュッパチャップスをなめていたりしてかわいかった~。
ステージ衣装ではありませんがどれも上等でステキなお召し物で、一度だけラフな格好でスウェット(多分エド・ハーディー)をはいている姿もありました。
“Billie Jean” の電飾(発光体)を使った衣装は本当に見たかったです。
“Black or White” や、一番好きな “Billie Jean” では、もうウルウルしちゃって映像がぼやけていました。
映画が終わると館内では拍手が起こりましたが、この拍手が“King of Pop - Michael Jackson”の素晴らしさを表しているように感じました。
最終日まで、何度見に行けるだろう。
マイケルをあまり知らないという方にこそ観ていただきたいです。
写真・動画は公式サイトから転載させていただいています。
Sunday, October 18, 2009
Sunday, August 30, 2009
Monday, July 20, 2009
平成21年大相撲名古屋場所(中日・9日目)
仕事の打ち合わせ&名古屋在住の友人たちに会いに、猛暑の(と思ったら意外に涼しかった)名古屋までやって来ました。
・・・という名目で、大相撲名古屋場所9日目に行ってまいりました。
今回は名古屋在住の相撲ファンでない友人を口説き落とすのが最大の関門だったのですが、意外にもあっさりOK。事前連絡で何気に相撲の勉強をしているのがわかり、嬉しい限りです。大相撲の雰囲気をお楽しみいただけたようでよかったです。
さて、生まれて初めての地方場所は、国技館とはまーったく違う雰囲気で、見るもの全てが新鮮でした。
◆愛知県体育館へ
タクシーに乗り、運転手さんと相撲話をしながら会場である愛知県体育館に到着。降りるときに貴乃花親方がマスク&サングラス姿でフラフラと歩いて来るのが見え(親方とわからなければかなり怪しい)、運転手さんに「貴乃花ですよ!!」と興奮気味に報告。
タクシー代は50円オマケしてもらいました。
◆場所入り
本場所の醍醐味の一つである力士の場所入り。
力士の着流し(お着物)姿にはなかなかお目見えできず、関取にお会いするときは紋付き or 浴衣が多いので、場所入りでは力士それぞれの着物を楽しむことができます。
東京では、横綱・大関は車で乗り付けての場所入りのため、残念ながら取組以外の姿を目にすることができません。
(そのため、日馬富士関の安馬時代最後の東京での場所入りを、わかっていながらも見送ってしまったというにがーい経験があります・・・)
これに対して名古屋では、横綱・大関も駐車場に車を停め、会場である愛知県体育館には徒歩で入るので、東京とは違う雰囲気が味わえます。
と言っても、遠くから後ろ姿しか見えないのですけれどね。。。 体育館の中からも窓から見下ろす形で見えるのですが、上から見下ろすよりは遠い方が良いかな・・・ と外で見ていました。把瑠都関は上方からの声援に手を振って応えておられました。
周囲のおじさん・おばさん・子どもたちとあれこれ相撲の話をしながら力士の登場を待ちましたが、色々な会話を楽しむことができました。
印象的だったのが、旭天鵬関が車から降りたときです。数秒の差で到着した白鵬関を旭天鵬関がにこやかに握手で出迎え、白鵬関が先に、旭天鵬関が後に入り口をくぐって行きました。
大関陣では残念ながら日馬富士関だけお姿を見ることはできませんでしたが、伊勢ヶ濱親方(元横綱・旭富士)の登場には興奮です。遠目だったので確信は持てなかったのですが、入り口付近で待機する床山さんらしき方が見えたのですが、親方をお出迎えするためだったのですね。
伊勢ヶ濱部屋勢、続々と登場です。
伊勢ヶ濱親方
安美錦関
青馬さん(取組を終えて部屋に戻られるところでした)
◆名古屋のお席
今日は二人用の枡席での観戦。体育館に入って驚いたことは、会場が狭いため、席のわりには土俵が近く感じられるということと、工事現場の足場並みのつくりで枡席が準備されており、急な坂や細い通路では転んでしまいそうでした。
正方形の国技館とは座席の配置もかなり違い、名古屋は東西にのみ二人枡があるのですね。二人で前後に座るというのも面白いもので、正面寄りの真西の席からは、東方の力士のお顔もよーく見えました。
◆本日の取組
さてさて、肝心の取組です。観戦中は実況中継並みに力士のあれこれを同行者に説明したりしていました。
応援していた力士のほとんどが負けてしまったため、うなだれながらこの日記を書いています。
☆千代白鵬(3-6) vs ★旭南海(3-6)
先場所の稀勢の里戦で負傷した千代白鵬関は途中休場→十両落ちとなりましたが、来場所は幕内復帰を期待しているものの、ひざのサポーターが痛々しくて、とても心配です。
黒星が先行していたので「うーん・・・」と思っていましたが、今日は引き落としでの白星!
残る7日間もがんばって、ぜひとも勝ち越してほしいと思っています。
☆普天王関(4-5) vs ★豊真将関(6-3)
先場所は千秋楽にして初日を挙げて1勝14敗、前頭筆頭から十四枚目にまで番付を落とした豊真将関は、今場所は序盤から好調で、6勝2敗で中日を終えました。
両者ともに粘りに粘っての大相撲を手に汗握りながら見守る中、必ず勝者と敗者を決めなくてはいけない勝負の辛さを感じさせられました。
もうどちらを応援してよいやらで悩みましたが、普天王関が寄り切りで白星となりました。
☆高見盛(5-4) vs ★猛虎浪(4-5)
モンゴルのかわいかっこいい猛虎浪関は今場所初入幕で嬉しい限りです。テレビで見ていた真っ赤な締め込みは蛍光レッドに近く、とても鮮やかでした。
初入幕で迎えたこの日は、4勝4敗同士の高見盛関との対戦です。やはり高見盛関への応援がものすごいのですが、周囲の応援に反して、ひそかに猛虎浪関を応援したものの、残念ながら黒星でした。
☆安美錦(7-2) vs ★岩木山(2-7)
ひたすらアミ関を応援。明日で勝ち越しを決めてほしいです!
☆稀勢の里(7-2) vs 阿覧(1-8)
先場所は大相撲中継を見ながら「こんなに早い時間に出る関取じゃないのに・・・」と思っていましたが、13勝2敗と大健闘→惜しくも千秋楽にて優勝戦線からは外れてしまいましたが、敢闘賞を獲得した稀勢の里関。
番付もググッとあがって関脇に返り咲き、本来のあるべき位置に戻ってきてくれた、と嬉しく思っています。
中日で朝青龍関に土をつけ、目下6勝2敗で迎えた阿覧関との対戦は上手投げで白星☆
阿覧関は9日目にして負け越しが決定しましたが、唯一の1勝が3日目の日馬富士戦だったのだよな・・・ と思うと、ハルマ関にはやっぱり緊張があったのかな、と思いました。
★魁皇(5-4) vs ☆琴欧洲(9-0)
今場所の琴欧洲関は本当に力強く落ち着いた内容で、今から全勝の白鵬関との対決が楽しみですが、今日も素晴らしかったです。
魁皇関のあの粘りも見事で、何だか感動の一番でした。
★日馬富士(6-3) vs ☆琴光喜(8-1)
好成績&地元では大人気&結婚祝いも相俟って、ものすごい声援だった琴光喜関でしたが、先場所の覇者である日馬富士関にはどうしても勝ってほしい一番でした。
場所前から「綱とり場所」として騒がれていましたが、成績的にもかなり厳しい条件がつけられている今場所。早くも2敗を喫している日馬富士関は「綱とり失敗」などとも言われていますが、マスコミの過剰な報道は目に余るものが・・・
横綱に昇進するときはちゃんと昇進するでしょうから、余計なプレッシャーをかけず、のびのびと相撲ととってほしい(とらせてあげたい)と思っています。
残念ながら今日はあっさりと黒星、ハルマ関は3敗に。勝っても負けても、日馬富士関らしい相撲であればそれで十分なのですけれど、それでもやはり勝ってほしい(勝たせてあげたい)です。
観戦後にハルマ関と懇意の方にお会いしたときに「勝負だからねえ」という一言を発しておられましたが、「そうなんだよなあ」と感じさせられました。
観戦後、体育館を出て歩いていたところ、琴光喜関を乗せた車が横を通りすぎて行きましたが、ケイタイを見ながら嬉しそうにニコニコ(というかニタニタ)としておられました。おめでとうメールが届いたのかな。
(すごく嬉しいのはわかるのですが、ケイタイってやや軽薄アイテムなので、完全に会場を出るまではキリッとしていてほしかったです)
☆千代大海(5-4) vs ★朝青龍(7-2)
場所前の稽古不足で「身体がしぼんだ」などと言われていた朝青龍関ですが、ゴム人形ぶりは徐々に復帰。
少々乱暴な取り口で、序盤は良くない印象を受ける相撲が続き、連勝しているものの昨日は稀勢の里関に土をつけられてしまいました。
稀勢の里関はかなり好きなので(しかもフォトジェニックだし)、昨日はどちらを応援してよいか困った一番でしたが、稀勢の里が勝った嬉しさもある中、取組後は撃沈してしまいました。
やっぱり強い姿が見たいんだよな、朝青龍関は。
☆白鵬(9-0) vs ★鶴竜(3-6)
新関脇に昇進した鶴竜関(先場所は技能賞獲得)。おとなしくて無口で真面目な印象の鶴竜関を応援していましたが、白い横綱、やっぱり強いですね。
今場所は鶴竜関の元気があまり感じられないので、後半戦はがんばってほしいです。
・・・という名目で、大相撲名古屋場所9日目に行ってまいりました。
今回は名古屋在住の相撲ファンでない友人を口説き落とすのが最大の関門だったのですが、意外にもあっさりOK。事前連絡で何気に相撲の勉強をしているのがわかり、嬉しい限りです。大相撲の雰囲気をお楽しみいただけたようでよかったです。
さて、生まれて初めての地方場所は、国技館とはまーったく違う雰囲気で、見るもの全てが新鮮でした。
◆愛知県体育館へ
タクシーに乗り、運転手さんと相撲話をしながら会場である愛知県体育館に到着。降りるときに貴乃花親方がマスク&サングラス姿でフラフラと歩いて来るのが見え(親方とわからなければかなり怪しい)、運転手さんに「貴乃花ですよ!!」と興奮気味に報告。
タクシー代は50円オマケしてもらいました。
◆場所入り
本場所の醍醐味の一つである力士の場所入り。
力士の着流し(お着物)姿にはなかなかお目見えできず、関取にお会いするときは紋付き or 浴衣が多いので、場所入りでは力士それぞれの着物を楽しむことができます。
東京では、横綱・大関は車で乗り付けての場所入りのため、残念ながら取組以外の姿を目にすることができません。
(そのため、日馬富士関の安馬時代最後の東京での場所入りを、わかっていながらも見送ってしまったというにがーい経験があります・・・)
これに対して名古屋では、横綱・大関も駐車場に車を停め、会場である愛知県体育館には徒歩で入るので、東京とは違う雰囲気が味わえます。
と言っても、遠くから後ろ姿しか見えないのですけれどね。。。 体育館の中からも窓から見下ろす形で見えるのですが、上から見下ろすよりは遠い方が良いかな・・・ と外で見ていました。把瑠都関は上方からの声援に手を振って応えておられました。
周囲のおじさん・おばさん・子どもたちとあれこれ相撲の話をしながら力士の登場を待ちましたが、色々な会話を楽しむことができました。
印象的だったのが、旭天鵬関が車から降りたときです。数秒の差で到着した白鵬関を旭天鵬関がにこやかに握手で出迎え、白鵬関が先に、旭天鵬関が後に入り口をくぐって行きました。
大関陣では残念ながら日馬富士関だけお姿を見ることはできませんでしたが、伊勢ヶ濱親方(元横綱・旭富士)の登場には興奮です。遠目だったので確信は持てなかったのですが、入り口付近で待機する床山さんらしき方が見えたのですが、親方をお出迎えするためだったのですね。
伊勢ヶ濱部屋勢、続々と登場です。
◆名古屋のお席
今日は二人用の枡席での観戦。体育館に入って驚いたことは、会場が狭いため、席のわりには土俵が近く感じられるということと、工事現場の足場並みのつくりで枡席が準備されており、急な坂や細い通路では転んでしまいそうでした。
正方形の国技館とは座席の配置もかなり違い、名古屋は東西にのみ二人枡があるのですね。二人で前後に座るというのも面白いもので、正面寄りの真西の席からは、東方の力士のお顔もよーく見えました。
◆本日の取組
さてさて、肝心の取組です。観戦中は実況中継並みに力士のあれこれを同行者に説明したりしていました。
応援していた力士のほとんどが負けてしまったため、うなだれながらこの日記を書いています。
☆千代白鵬(3-6) vs ★旭南海(3-6)
先場所の稀勢の里戦で負傷した千代白鵬関は途中休場→十両落ちとなりましたが、来場所は幕内復帰を期待しているものの、ひざのサポーターが痛々しくて、とても心配です。
黒星が先行していたので「うーん・・・」と思っていましたが、今日は引き落としでの白星!
残る7日間もがんばって、ぜひとも勝ち越してほしいと思っています。
☆普天王関(4-5) vs ★豊真将関(6-3)
先場所は千秋楽にして初日を挙げて1勝14敗、前頭筆頭から十四枚目にまで番付を落とした豊真将関は、今場所は序盤から好調で、6勝2敗で中日を終えました。
両者ともに粘りに粘っての大相撲を手に汗握りながら見守る中、必ず勝者と敗者を決めなくてはいけない勝負の辛さを感じさせられました。
もうどちらを応援してよいやらで悩みましたが、普天王関が寄り切りで白星となりました。
☆高見盛(5-4) vs ★猛虎浪(4-5)
モンゴルのかわいかっこいい猛虎浪関は今場所初入幕で嬉しい限りです。テレビで見ていた真っ赤な締め込みは蛍光レッドに近く、とても鮮やかでした。
初入幕で迎えたこの日は、4勝4敗同士の高見盛関との対戦です。やはり高見盛関への応援がものすごいのですが、周囲の応援に反して、ひそかに猛虎浪関を応援したものの、残念ながら黒星でした。
☆安美錦(7-2) vs ★岩木山(2-7)
ひたすらアミ関を応援。明日で勝ち越しを決めてほしいです!
☆稀勢の里(7-2) vs 阿覧(1-8)
先場所は大相撲中継を見ながら「こんなに早い時間に出る関取じゃないのに・・・」と思っていましたが、13勝2敗と大健闘→惜しくも千秋楽にて優勝戦線からは外れてしまいましたが、敢闘賞を獲得した稀勢の里関。
番付もググッとあがって関脇に返り咲き、本来のあるべき位置に戻ってきてくれた、と嬉しく思っています。
中日で朝青龍関に土をつけ、目下6勝2敗で迎えた阿覧関との対戦は上手投げで白星☆
阿覧関は9日目にして負け越しが決定しましたが、唯一の1勝が3日目の日馬富士戦だったのだよな・・・ と思うと、ハルマ関にはやっぱり緊張があったのかな、と思いました。
★魁皇(5-4) vs ☆琴欧洲(9-0)
今場所の琴欧洲関は本当に力強く落ち着いた内容で、今から全勝の白鵬関との対決が楽しみですが、今日も素晴らしかったです。
魁皇関のあの粘りも見事で、何だか感動の一番でした。
★日馬富士(6-3) vs ☆琴光喜(8-1)
好成績&地元では大人気&結婚祝いも相俟って、ものすごい声援だった琴光喜関でしたが、先場所の覇者である日馬富士関にはどうしても勝ってほしい一番でした。
場所前から「綱とり場所」として騒がれていましたが、成績的にもかなり厳しい条件がつけられている今場所。早くも2敗を喫している日馬富士関は「綱とり失敗」などとも言われていますが、マスコミの過剰な報道は目に余るものが・・・
横綱に昇進するときはちゃんと昇進するでしょうから、余計なプレッシャーをかけず、のびのびと相撲ととってほしい(とらせてあげたい)と思っています。
残念ながら今日はあっさりと黒星、ハルマ関は3敗に。勝っても負けても、日馬富士関らしい相撲であればそれで十分なのですけれど、それでもやはり勝ってほしい(勝たせてあげたい)です。
観戦後にハルマ関と懇意の方にお会いしたときに「勝負だからねえ」という一言を発しておられましたが、「そうなんだよなあ」と感じさせられました。
観戦後、体育館を出て歩いていたところ、琴光喜関を乗せた車が横を通りすぎて行きましたが、ケイタイを見ながら嬉しそうにニコニコ(というかニタニタ)としておられました。おめでとうメールが届いたのかな。
(すごく嬉しいのはわかるのですが、ケイタイってやや軽薄アイテムなので、完全に会場を出るまではキリッとしていてほしかったです)
☆千代大海(5-4) vs ★朝青龍(7-2)
場所前の稽古不足で「身体がしぼんだ」などと言われていた朝青龍関ですが、ゴム人形ぶりは徐々に復帰。
少々乱暴な取り口で、序盤は良くない印象を受ける相撲が続き、連勝しているものの昨日は稀勢の里関に土をつけられてしまいました。
稀勢の里関はかなり好きなので(しかもフォトジェニックだし)、昨日はどちらを応援してよいか困った一番でしたが、稀勢の里が勝った嬉しさもある中、取組後は撃沈してしまいました。
やっぱり強い姿が見たいんだよな、朝青龍関は。
☆白鵬(9-0) vs ★鶴竜(3-6)
新関脇に昇進した鶴竜関(先場所は技能賞獲得)。おとなしくて無口で真面目な印象の鶴竜関を応援していましたが、白い横綱、やっぱり強いですね。
今場所は鶴竜関の元気があまり感じられないので、後半戦はがんばってほしいです。
Wednesday, July 8, 2009
Sunday, June 28, 2009
大関日馬富士初優勝祝賀会
恵みの雨で地に潤いが与えられた本日、平成21年五月場所で悲願の初優勝を果たした大関・日馬富士の初優勝祝賀会(及び伊勢ヶ濱部屋激励会)に出席してまいりました。
一生に一度しかない初優勝の喜びを分かち合わせていただきました。
大関、間近でお目にかかる度に大きくなっているような気がしています。見た目だけでなく雰囲気も。
関取としては小柄(軽量)故に、体重の増加が目下の課題とのことで、プロテインなども摂取して筋力を鍛えておられるとのこと。錯覚ではなく、成果が目に見えているということだったら嬉しいです。
伊勢ヶ濱部屋を含め各相撲部屋一行はいよいよ名古屋入り → 明日は番付発表。日馬富士関は東正大関として名を連ねることとなるでしょう。
真夏の名古屋場所に向けてのラストスパート。
「一番稽古をする力士は?」と問われ、幕内力士全員が口を揃えて「日馬富士」と答えるほど稽古熱心な大関。場所前の合宿でも猛稽古の様子が報道されていましたが、こんな努力が実らないはずがないと信じて、名古屋場所も応援したいと思っています。
日馬富士関の綱取りは時期尚早だとも言われておりますが、個人的にはまずは名大関を目指していただき、そしてチャンスを逃さず綱取りも狙ってほしいと願っています。
かっこよくありませんか、横綱を凌駕する小兵の大関って。
名古屋場所でのご活躍を心よりお祈りいたしております。