Tuesday, July 11, 2006

掲載写真のご提供について

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Monday, July 3, 2006

ヨーロッパ芸術の源泉─ルネッサンス美術とグレゴリオ聖歌─


《クレーヴォレの聖母》ドゥッチョ/1280年頃/シエナ大聖堂博物館


現代美術も現代音楽も大好きなのだが、実は古典もかなり好き。
「ヨーロッパ芸術の源泉─ルネッサンス美術とグレゴリオ聖歌─」なる講演を聴きに専修大学に行った。

前半である「イタリア・ルネッサンス美術の起源と展開」は、名前だけ知っていた池上公平先生(若い)の講演で、ルネッサンス美術の、古代美術(ギリシャ、ローマ)やビザンチン美術等との関わりが解り、良い意味で作品の見方、捉え方を変えさせるような内容でとても充実していた。また、美術よりも先に、文学が古代に源泉を得ていたということを知り、非常に驚いた。

スライド内に登場したドゥッチョ作《クレーヴォレの聖母》(1280年頃 シエナ 大聖堂博物館:写真参照)がえらく気に入り、幼いイエスが、不謹慎ながら甘えた時のパールと重なり合ったりもして、ご絵にしようと思い立った程だった。
母マリアに抱かれた幼子イエスが、マリアのベールをそっと掴む様子が描かれており、その小さな手や視線に、“神の子イエス” ではなく、“人の子イエス” であるという人間らしさが感じられた。
理由はなく、ただただ可愛く感じられた。

ギベルティが言うには “つたない表現” なのだが、ドゥッチョ的には “ウルトラ・スーパー・リアリズム” だと自負していたのだそう。後に続くルネッサンスで写実、人間らしさを開花させることになったヒントが、13世紀のこの絵に見てとれるというのが美術史的な見解のようだ。なるほど、あながち間違っていなかった(とほっと胸を撫で下ろしてみた)。


前半で満足してしまった為、後半の「グレゴリオ聖歌─専修大学図書館所蔵写本を中心に─」では退屈してしまうのではないかと心配だったのだが、テレビ等でも見掛けたことがあった皆川達夫先生の話が始まると、そのユーモアの溢れた話術にみるみる引き込まれてしまい、中盤になると、15世紀のグレゴリオ聖歌の写本(楽譜、これが専修大学に所蔵された二つのうちの一つである)が読めるようにまでなっていた。
参加者全員で、写本のコピーを読みながら「キリエ(あわれみの賛歌)」が歌えた時は、何とも言えぬ喜びを感じた。
またこの「キリエ」は、偶然にも耳に馴染みのある旋律だっただけに感動も一入。聞いていただけの「キリエ」を口ずさむことができるようになったのは大きな収穫でもあった。

グレゴリオ聖歌を知るために必要不可欠なカトリック教会の典礼(ミサ)の説明も、非常にわかりやすかった。
いつもミサに与る際は、典礼の流れに沿って馴染みの歌を歌うだけだったのだが、これらの歌がどのように分類されているかをより詳しく知ることも出来た。

最後は皆川先生率いる中世音楽合唱団が、グレゴリオ聖歌はじめ、ルネッサンス宗教曲や世俗曲を披露してくれたが、この美しい旋律を耳にして、中世音楽の素晴らしさを実感したとともに、素直に感動した。

Saturday, July 1, 2006

カルティエ現代美術財団コレクション展


William Kentridge

評判も上々の質の高い現代美術に触れる以外に、どうしても見逃す訳には行かない作品が出展されていた為、本日最終日の「カルティエ現代美術財団コレクション展」を観に、東京都現代美術館へ行った。午後に予定があった為に駆け足での鑑賞となってしまったが、無理してでも行って良かったと満足した。



1997年夏は特別な年だった。四、五年に一度、ドイツ・カッセルで開催される現代美術の祭典「Documenta(ドクメンタ)」の記念すべき十回目である「Documenta X」、十年に一度開催される、町中を美術館にした様な「ミュンスター野外彫刻プロジェクト」(ドイツ・ミュンスター)、それに二年に一度開催される「ヴェネツィア・ビエンナーレ」(イタリア・ヴェネツィア)が同時に開催された記念すべき年だったのだ。
この年の「Documenta X」は開催前から “アジア・バッシング” として物議を醸していた。文字通りアジアの美術作家を排除した展覧会で、当時勢いを増していた韓国現代美術の作家も、台湾作家も、もちろん日本作家も、悉くバッシングした展覧会だったのである。初の女性キュレイターが登場したという点でも話題になっていた。

はるばる日本から訪れたものの、ドクメンタの作品の質は信じがたい程低く「つまらないし汚い」というのが素直な感想だった。
同時に開催されていたアンチ・ドクメンタの「Innensite(インネンザイテ)」の方が、小さい規模ながらずっと良かった。
このドクメンタで、唯一「素晴らしい」と感じられた作品が、ウィリアム・ケントリッジの、モノクロのデッサンにポイントとなる青色を使用した映像作品だった。



さて、前置きが長くなったが、このウィリアム・ケントリッジの作品が「カルティエ現代美術財団コレクション展」に出展されているというからには、見逃すことができない。
以前よりも表現が凝っている(アニメーションがスムーズな)ような印象を受けたが、矢張りとても気に入った。
何しろ駆け足で会場内を回った為、映像作品全てを鑑賞することは出来なかったのだが、ウィリアム・ケントリッジの作品と、あとは矢張りナン・ゴールディンも良かった。
久し振りに、もう一度ゆっくり観たいと思わせる展覧会で、誰かの感想を聞きたくなった。



私が中高生の頃、実にあちこちの美術館でよく出会った老爺がいた。真冬でも、洗い立ての、清潔そうな真っ白のランニングシャツを着て、カタログを手に周りの人たちに熱心に声を掛けている人だった。
中には疎ましく思う人もいた様だったが、私が聞く分には非常に良い目を持っていて、どんな作品に対しても決して貶す事が無いところも魅力の一つだった。キラキラと目を輝かせ、上品な顔立ちをした魅力的な人だった。
同じ展覧会に三度は行くのだそうで、一度目は印象、帰宅してカタログを読み、二度目は確認、そして三度目に作品の本当の良さを楽しむ、というのがその老爺の美術作品の愉しみ方なのだそうだ。
帰宅して「今日またランニングのお爺さんに会ったよ」と言うのが、美術展帰りの家族同士の会話にもなっていた。

最後に会ったのは、1993年のセゾン美術館での「アンゼルム・キーファー展」。それ以来、ぱったりと姿を見掛けなくなってしまった。
今日、東京都現代美術館で出会ったらどんな事を話していたのだろうかと、この老爺のことを懐かしく思い出した。

Sunday, June 11, 2006

派遣のときの祈り


《Two Candles》Gerhalt Richter/1982

8月のマニラ行きのための集まりで、司祭から資料を受け取った。その中のある宣教会のパンフレットに、こんな祈りが載っていた。
こんな思いで日本にまで来ているのか、とショックを受けた。


福音のためにもたらされる苦しみが
訪れる日は幸い。
しかし、もっと幸いなのは、
わたしが、福音のために喜びをもって
自らの存在を明け渡す時である。

Wednesday, April 26, 2006

エフゲニー・キーシン ピアノ・リサイタル 2006


エフゲニー・キーシン ピアノ・リサイタル 2006(サントリーホール)

Saturday, April 1, 2006

Sakura



ミサに与るために夕方家を出たが、いつになく大渋滞していた。皆、同じ目的をもって外出しているのだろう。
ここ数日の中で比較的暖かだった今日は土曜日。この辺りでは今年の桜がピークを迎えているのである。
今日の集まりにはさほど関心がなかったことも相俟って、気の向くまま桜を見物しに行くことにした。

近所の花見場へ到着すると、人・人・人。観光地で大勢の人の波にもまれるのは大嫌いなのだが、不思議と今日は多くの人たちとともに歩くことが楽しかった。
老若男女、それに犬。ここにいる人たちは、いままさに満開の桜が櫛比する川縁に、花を愛でる目的だけで集まってきていた。

昨年の桜はたらたらと長い間咲き続け桜らしからぬ様相を呈していたが(それはそれで桜好きの私にとっては嬉しい限りの現象だったが)、今年は短い時間で一気に咲きそろい、全ての木々枝々に見事な桜を花開かせていた。学生時代に上野公園で見た夜桜に匹敵するほどの美しさだった。
川面に写る雪のように白い桜の森に、提灯の灯かりがチラチラと瞬いていて、この情緒と、道行く人の明るい表情とに、懐かしい日本人らしさが感じられた。

寒空の下で見かけた多くの犬たちは皆、防寒のために重装備をして桜を眺めていたが、「パールも連れてきてあげたかった」と、ふて寝しながら留守番をしている我が愛しの飼いネコを何度も思い出した。


帰り道、別の花見場である寺に立ち寄り、名物のしだれ桜を見物した。美しくライトアップされたバロック風の幽玄なたたずまいは圧巻で、ソメイヨシノとは一味違う退廃的な美しさに思わず見とれてしまった。
ここの寺は愛猫の葬儀を行った寺でもある。一昨年の夏に訪れた際は、青々と茂った竹林を吹き抜ける爽やかな風に、「ネコたちの葬儀を快適な寺で執り行えてよかった」と感じたものだったが、見事なしだれ桜を目にして、今日もネコたちのことを思い出した。

堂内に上がり込み、釈迦の誕生(4月8日)を祝う甘茶まで飲んで暖をとり、満足しながら家路についたが、定例の集まりをサボッた甲斐があったと妙な充実感があった。

明日は雨が降るらしい。この時期の “時々雨” という予報には、毎年例外なく残念な思いがあるのだが、今年は桜が散る儚さを味わってみるのもいいように思った。

Tuesday, November 1, 2005

The Litany of the Saints



Litany of the Saints in English


Lord, have mercy on us. (Lord have mercy on us.)
Christ, have mercy on us. (Christ have mercy on us.)
Lord, have mercy on us. (Lord, have mercy on us.)

Christ, hear us. (Christ, hear us.)
Christ, graciously hear us. (Christ, graciously hear us.)

God the Father of heaven, (have mercy on us.)
God the Son, Redeemer of the world, (have mercy on us.)
God the Holy Ghost, (have mercy on us.)
Holy Trinity, one God, (have mercy on us.)

Holy Mary, (Pray for us.)
Holy Mother of God,
Holy Virgin of virgins,

St. Michael,
St. Gabriel,
St. Raphael,
All ye holy Angels and Archangels,
All ye holy orders of blessed Spirits,

St. John the Baptist,
St. Joseph,
All ye holy Patriarchs and Prophets,

St. Peter,
St. Paul,
St. Andrew,
St. James,
St. John,
St. Thomas,
St. James,
St. Philip,
St. Bartholomew,
St. Matthew,
St. Simon,
St. Thaddeus,
St. Matthias,
St. Barnabas,
St. Luke,
St. Mark,
All ye holy Apostles and Evangelists,
All ye holy Disciples of the Lord,

All ye holy Innocents,
St. Stephen,
St. Lawrence,
St. Vincent,
SS. Fabian and Sebastian,
SS. John and Paul,
SS. Cosmas and Damian,
SS. Gervase and Protase,
All ye holy Martyrs,

St. Sylvester,
St. Gregory,
St. Ambrose,
St. Augustine,
St. Jerome,
St. Martin,
St. Nicholas,
All ye holy Bishops and Confessors,
All ye holy Doctors,

St. Anthony,
St. Benedict,
St. Bernard,
St. Dominic,
St. Francis,
All ye holy Priests and Levites,
All ye holy Monks and Hermits,

St. Mary Magdalen,
St. Agatha,
St. Lucy,
St. Agnes,
St. Cecilia,
St. Catherine,
St. Anastasia,
All ye holy Virgins and Widows,

All ye holy Saints of God, (Make intercession for us.)
Be merciful, (Spare us, O Lord.)
Be merciful, (Graciously hear us, O Lord.)

From all evil, O Lord (Deliver us.)
From all sin,
From Thy wrath,
From sudden and unlooked for death,
From the snares of the devil,
From anger, and hatred, and every evil will,
From the spirit of fornication,
From lightning and tempest,
From the scourge of earthquakes,
From plague, famine and war,
From everlasting death,
Through the mystery of Thy holy Incarnation,
Through Thy Coming,
Through Thy Birth,
Through Thy Baptism and holy Fasting,
Through Thy Cross and Passion,
Through Thy Death and Burial,
Through Thy holy Resurrection,
Through Thine admirable Ascension,
Through the coming of the Holy Ghost, the Paraclete.
In the day of judgment.

We sinners, (We beseech Thee, hear us.)

That Thou wouldst spare us,

That Thou wouldst pardon us,

That Thou wouldst bring us to true penance,

That Thou wouldst vouchsafe to govern and preserve Thy holy Church,

That Thou wouldst vouchsafe to preserve our Apostolic Prelate, and all orders of the Church in holy religion,

That Thou wouldst vouchsafe to humble the enemies of holy Church,

That Thou wouldst vouchsafe to give peace and true concord to Christian kings and princes,

That Thou wouldst vouchsafe to grant peace and unity to the whole Christian world,

That Thou wouldst call back to the unity of the Church all who have strayed from her fold, and to guide all unbelievers into the light of the Gospel

That Thou wouldst vouchsafe to confirm and preserve us in Thy holy service,

That Thou wouldst lift up our minds to heavenly desires,

That Thou wouldst render eternal blessings to all our benefactors,

That Thou wouldst deliver our souls, and the souls of our brethren, relations, and benefactors, from eternal damnation,

That Thou wouldst vouchsafe to give and preserve the fruits of the earth,

That Thou wouldst vouchsafe to grant eternal rest to all the faithful departed,

That Thou wouldst vouchsafe graciously to hear us,

Son of God,

Lamb of God, who take away the sins of the world, (spare us, O Lord.)
Lamb of God, who take away the sins of the world, (graciously hear us, O Lord.)
Lamb of God, who take away the sins of the world, (have mercy on us.)

Christ, (hear us.)
Christ, (graciously hear us.)
Lord, have mercy, (Lord, have mercy.)
Christ, have mercy, (Christ, have mercy.)
Lord, have mercy, (Lord, have mercy.)