遅ればせながら『おすもうさん』(高橋秀実著・草思社刊)読了。非常に面白かったです。
著者が偏った捉え方ではなく正面から大相撲の世界に足を踏み入れ、また歴史を紐解いており、相撲というものがこれまでの長い時間をずっと国家や時代に揺り動かされながら(よい意味で)のんきに歩んできたことがよくわかりました。
相撲界を取り巻くあれこれに、途中は小難しいことを考えたりメモりながら読み進めていたものの、最後はもう、そんな細かいことはどうでもよくなっちゃったw
(こだわることがナンセンスという意味で)
周囲から受ける圧力が絶えませんが、テキトーにいなして、「規定ではなく気配」を重んずる日本特有の情緒をしっかり受け継いでいってほしいと思っています。
どうしてわたしは大相撲が好きなのか、ということが自分でよくわかりました。
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