Monday, April 20, 2009

エフゲニー・キーシン ピアノ・リサイタル 2009


来日するたびに訪れているエフゲニー・キーシンのピアノ・リサイタルに行ってきました。
キーシンは、「ピアノ界の神童がそのまま大人の一流演奏家になった」と言われている激レアな人です。
前回(3年前かな?)は少しオジサン化したキーシンでしたが、今回は演奏もご本人もレジュヴェネーションして、以前のキーシンに戻ったような印象を受けました。


技術がすごいのも、安心して聞けるのも、アフロヘアがかわいいのもキーシンならではですが、調子が悪くてもいい、というのもすごいところ(今日が調子悪かったという意味ではない。お疲れの様子ではありましたが・・・)。
いろいろな演奏家がいる中、正統派でオーソドックスなところが特に好きで、技術があるのに技術に走らないバランス感覚は嬉しく思うところです。美術でも何でも、そいうバランス感覚は重要だと思うからです。

クラシックは好きなのに、何せ非常に暗いので曲名などは詳しく知りません。。。 それでも知っている曲が比較的多かっただけに圧倒された今回の演奏、途中数曲は泣きそうになりました。特に後半が良かったです。

アンコールは7曲でしたが、別の会場では8曲だったそうで、韓国の新聞に載っていた記事を翻訳してもらったところ「アンコール10曲だった」そうです。曲目が気になります。

いつか生の「展覧会の絵」を聞きたい! と毎回思っています。


【本日の曲目】
★は感動したもの

プロコフィエフ:バレエ「ロミオとジュリエット」からの10の小品Op.75より
少女ジュリエット
マキューシオ
★モンタギュー家とキャピュレット家   ・・・ソフトバンクのCMの曲だったっけ?

プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番「戦争ソナタ」 Op.84

――――
ショパン:幻想ポロネーズ Op.61
★ショパン:マズルカ op.30-4,op41-4,op59-1

ショパン:12の練習曲
op.10より
第1番ハ長調
第2番イ短調
★第3番ホ長調「別れの曲」
★★第4番.嬰ハ短調  ・・・超すごい
★第12番ハ短調「革命」  ・・・この曲をよく弾いていた祖母を思い出す
op.25より
第5番ホ短調
第6番.嬰ト短調
第11番イ短調「木枯らし」


[アンコール] 
★ショパン:ノクターン 第8番 変ニ長調 op.27-2   ・・・子どもの頃に母が弾いていたのを思い出す
プロコフィエフ:“4つの小品”op.4より 「悪魔的暗示」
★★プロコフィエフ:オペラ『3つのオレンジへの恋』より「行進曲」   ・・・超すごい
★ショパン:マズルカ 第47番 イ短調op.68-2
ショパン:ワルツ 第6番 変ニ長調「子犬」op.64-1
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 第3楽章「トルコ行進曲」   ・・・いまでもわたしが弾ける唯一の曲(恥)
ショパン:ワルツ 第7番 嬰ハ短調 op.64-2

キーシンの写真はネット上から転載させていただいています。

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