Sunday, May 31, 2009

ACT 2:3 -Pentecoste

La discesa dello Spirito Santo
Scuola di Novgorod - XV secolo

新共同
そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。

NKJ
Then there appeared to them divided tongues, as of fire, and one sat upon each of them.

TEV
Then they saw what looked like tongues of fire which spread out and touched each person there.

Sunday, May 24, 2009

平成21年大相撲五月場所(千秋楽)


昨日に引き続き、夏場所千秋楽に行ってきました。

日馬富士関が悲願の初優勝を果たしたことはもちろんですが、かつて観戦した相撲の中で “一番楽しかった” と言える程だったのが今日。
視聴率が25.7%だったと聞いて納得でした。

大相撲が終わってしまうといつも夕方は寂しくなるのですが、今場所は見所が多かっただけに、いまから2ヶ月後が待ち遠しいです。


さて、タイトルの通り、今日は涙の千秋楽でした。

豊真将関(1勝14敗)

前頭筆頭の豊真将関は、前半は横綱・大関との連戦で白星こそ挙げられないものの、内容のよい相撲で善戦していました。
ところが中盤から勢いがなくなり、昨日までは14戦全敗という結果に。
錣山親方(寺尾)からは「負けてもいいから元気を出せ」と言われていたようです。
千秋楽で初日を出せるか、はたまた全敗か・・・ という今日の一番に誰しもが注目していましたが、寄り切りで嘉風を降し、千秋楽にして見事に初白星!


館内の大声援と拍手は、優勝が決まったのかと思わせられるぐらいのもので、豊真将関の初日を全員が喜びました。

ハンサムな豊真将関は人気力士の一人ですが、とにかく超マジメで熱心。
背後から見た勝ち名乗りでは、涙をぬぐっているように見えたのですが、ポーカーフェースの関取がまさか・・・ と思っていました。



初日をあげたことと、それを喜ぶ声援と拍手を聞いただけで、見ているわたしも泣きそうでしたが、豊真将関ご本人は
「こんなにたくさんの人が応援してくれている」
ことに感極まって涙をこらえていたそうで、取組後には泣き崩れるようにして風呂場に入ったとのことを知り、もう号泣です。


稀勢の里関(13勝2敗) 敢闘賞

11日目に日馬富士関に敗れ2敗となった稀勢の里関。
変化気味の立ち合い&とったりという1秒程度のあっけない取組(綱取りにも影響しそうな相撲内容)で、勝者の日馬富士関は自身のブログで誹謗中傷を受けまくり、両者ともにかわいそうな一番でした。



千秋楽では、勢いをつけている新小結・鶴竜関(9勝6敗・技能賞。来場所は関脇昇進)を寄り切って2敗を守りましたが、1敗の日馬富士関と白鵬関がこの後の取組で両者ともに2敗となれば、朝青龍関を含めた4人が2敗となり、稀勢の里関にも優勝のチャンスはあります!


しかし、日馬富士関が琴欧洲関を降した時点で優勝を逃すことになり、風呂に入らず大銀杏を結い直して待っていたという稀勢の里関のガッカリとした表情を見ると、こちらまで悲しくなりました・・・

モンゴル勢が力を伸ばす昨今の相撲界で期待される日本人力士として、来場所以降もがんばってほしいです。


千代大海関(8勝7敗)

大関カド番7敗の、(言葉は悪いですが)崖っぷち大関である千代大海関。
千秋楽で来場所以降の役が決定するという大一番で、大きな把瑠都関を押し倒して勝ち越し、大関を死守しました。



このときの声援も温かく、「千代大海、よかったねえ」と思わされる一番でした。
(横審に何か言われそうな雰囲気はありますが)


日馬富士関(14勝1敗)

13日目に白鵬関に土をつけられ、11日目の取組への誹謗中傷から、メンタル面でも、残る2番が心配だった大関ですが、14日目に琴欧洲関が白鵬関に土をつけ、ハルマ・白ともに1敗に!



何気に侮れない琴欧洲関戦をドキドキしながら見ていたのですが、首投げで降し見事14勝☆
結びの一番の結果次第で、優勝が決まることに・・・



会場で日馬富士関のお母様はじめご親族が横を通り過ぎて行かれたので、優勝を楽しみに来日されたのでしょうね。
お母様のためにも、亡くなられたお父様のためにも、大関に優勝してほしいと思いました。




朝青龍関(12勝3敗)

14日目の日馬富士関戦で腰を痛めた横綱は、痛々しいテーピング姿で土俵に姿を現しました(涙)
この結びの一番では、朝青龍が勝てば日馬富士の優勝が決定、白鵬が勝てば優勝決定戦・・・ という目が離せない一番です。

周囲からは朝青龍派、白鵬派、両横綱派とバラバラの声援が飛んでおりわたしも手に汗握りながら観戦していました。


結果は白鵬関の寄り切りで朝青龍関の3敗。
これで日馬富士関と白鵬関の優勝決定戦が行われることになりました。

9日ぶりにようやく口を開いたという千秋楽のインタビューでは
「無理やからね、この体じゃ。強めの痛み止めを飲んだけどね」
という言葉があったそうです。



本割で敗れた後の支度部屋では、決定戦を控えた日馬富士関に
「勝てなくてごめんな」
と謝罪と激励を贈ったという朝青龍関。
何て優しい横綱なんだろうと、感動して泣きました。


優勝決定戦(日馬富士関 vs 白鵬関)

昨年の優勝決定戦では白鵬関が優勝しましたが、日馬富士関には今度こそ悲願の初優勝を実現してもらいたい一心で取組を見ていました。
何だか、本当に優勝できそうな気がしていたのですが、それでも祈るばかり・・・




決定戦前には、朝青龍が「四つになるなよ。頭をつけろ」とアドバイスしたのだそう。
ここでも後輩思いの横綱の優しさに感動しました(涙)



あああ・・・ と、声も出せずにただ見ていることしかできませんでしたが、熱戦の末、大関の下手投げで白鵬関が土俵に手をつき、この瞬間に日馬富士関の優勝が決定しました。
キャー、嬉しすぎる!!
超感動でした。




表彰式、その他

いまこの瞬間までの白熱した雰囲気は一掃され、土俵上では淡々と表彰式の準備がすすめられます。
その後、優勝力士が華々しく登場するのですが、負けてしまった力士はどんな思いで支度部屋にいるんだろう・・・ と、“たった一番” の勝敗の重さをいつも感じさせられます。



日馬富士関が登場すると館内は大声援。
君が代(小さい頃は嫌いでしたが、君が代って渋くて大好き)に続いて表彰式が行われ、優勝インタビューでは大関が嬉しそうにお話されていました。



日馬富士関は神様とご家族を本当に大切にされているのですが、
今日も真っ先に「自分を生んでくれたお父さんとお母さん・・・」
と話され、気取らない素直な言葉には感動しました。


大関、初優勝おめでとうございます!
同部屋の安美錦関&安壮富士関兄弟と抱き合って喜んでいるときの
表情がほんっとに嬉しそうで、今日見た中で一番と言える程
よいお顔でした。


とってもおいしそうにビールを飲んでいらっしゃいましたよ。
この後、「行ってきまーす♪」と手を振って、元気にNHKに向かわれていました。




余談ですが、朝青龍関から日馬富士関へのプレゼントは、
「これから日馬富士もテレビに出たりで人気も出てくるだろうから
このプレゼントが1番」
という理由で、美顔器とプラチナローラーだそうです(笑)
横綱、ナイス&ハイセンスですね♪
あーもう、朝青龍って大好き。



大関・日馬富士 平成21年夏場所星取表

戦績: 14勝1敗

 勝敗決まり手対戦力士写真
初日押し出し豊真将 
2日目寄り切り栃煌山 
3日目寄り切り玉乃島 
4日目上手投げ豪栄道 
5日目寄り切り豪風 
6日目押し出し旭天鵬写真
7日目押し出し鶴竜 
中日寄り切り千代大海 
9日目寄り切り魁皇 
10日目寄り切り琴光喜 
11日目とったり稀勢の里 
12日目送り出し把瑠都 
13日目裾払い白鵬 
14日目外掛け朝青龍写真
千秋楽首投げ琴欧洲写真
下手投げ白鵬(優勝決定戦)


星取表の表示記号の見方
○ 勝   ● 負


Saturday, May 23, 2009

平成21年大相撲五月場所(14日目)


昨日13日目の全勝対決で横綱白鵬関に土をつけられてしまった日馬富士関。
本当に寝込んでしまうほどショックでしたが、気をとりなおして今場所二度目の観戦・・・ 夏場所14日目に行ってきました。

その白鵬関が本日の琴欧洲戦で土がつき、連勝記録もストップ・・・
そして1敗だった朝青龍関をハルマ関が降して2敗とし、日馬富士関にもまだまだ十分に優勝のチャンスが!

明日の千秋楽では1敗の白鵬関vs2敗の朝青龍関の横綱対決。
結果次第では白鵬関vs日馬富士関の優勝決定戦が見られるかもしれないし、はたまた全員が2敗となれば最大4人の優勝決定戦という、またとない興奮の千秋楽を迎えます。。。
連チャンですが、明日も応援に行ってきます!


さてさて、本日14日目も、物言いあり、大相撲あり、座布団舞うこと2番・・・
と何かと盛り上がる一日でした。

場所入り

車のトラブルにより、予定よりかなり遅れて国技館に到着。
贔屓の力士はほとんど入ってしまい、安美錦関も1分の差でお目見えできず・・・でした。





目が離せなかった取組


普天王関 vs ☆豊ノ島関
ものすごい大相撲で、両者とも大健闘。会場内も拍手喝采でした。残念ながら普天王関は黒星でしたが、このつま先↓で残しているのには感動!





☆千代大海関 vs 魁皇関
大関カド番にして、7敗の千代大海関。
「関脇に落ちても相撲はとり続ける」という覚悟で臨んだ一番ですが、見事な白星で明日につなげました。
千秋楽で結果が出ますが、明日もぜひがんばってほしいです・・・



☆鶴竜関 vs 琴光喜関
新小結の鶴竜関、先日のハワリンバヤル(モンゴルの春祭)でもおとなしそうにしていらっしゃいましたけど、内に秘めるパワーが素晴らしく、今日も白星。来場所は新関脇確定ですね☆



☆琴欧洲関 vs 白鵬関
33連勝の横綱・白鵬に土をつけた一番。
いくら日馬富士関に優勝してもらいたいからといって、白鵬関に「負けてほしい」だなんて思うことはどうしてもできませんでしたが、琴欧洲関の白星で、日馬富士関の優勝のチャンスが現実になりました!
取組後は座布団が飛びまくっており、頭にヒットして痛かったです・・・





朝青龍関 vs ☆日馬富士関
横綱ファンの友人の影響で、少なからずわたしも応援している朝青龍関との1敗同士の争い。
今日は西花道側で観戦しており、花道の朝青龍関と何度も目が合ってしまい、ガッツポーズをしたらちょっと応えてくれました
(その後に、日馬富士戦だということを思い出して青ざめました)。




見事な一番で、外掛けにより日馬富士関の白星。
どうか優勝できますように。

取組後、腰を痛めた朝青龍関がなかなか立ち上がれず、花道をひきあげるときも付け人に支えられており、心配になりました。
日馬富士関も、ずっと朝青龍関の側で心配そうにしていました。。。(朝青龍関は取組後に別の仕事に顔を出したそうなので、一安心です)

またもや飛びまくる座布団が見事に頭にヒットしました・・・
これまで大相撲観戦には何度となく行っていましたが、二度も座布団が飛ぶことってはじめてかも。





十両
残念ながら今日は黒星であったものの、猛虎浪関は来場所は入幕確定☆
実は友人Yの知り合いだったと知ってから応援している隠岐の海関は、今場所も負け越し・・・
がんばってもらいたいなぁ。


番外編





1:解説するウルフ(一番右)
2:花道の霧島(陸奥親方。カッコイー!)
3:(懸賞の数が多いので)順番を確認する呼び出しの皆さん
4:物言い

Wednesday, May 20, 2009

"Nigor Mortis" Sananda Maitreya


5章に分けてリリースされてきた、サナンダ・マイトルーヤ(Sananda Maitreya aka Terence Trent D'Arby)のアルバム "Nigor Mortis" が完結。

今回はCDも発売されるそうですが(公式サイトでの通信販売のみ)、若干構成が変わっている?ようです。

"Nigor Mortis" by Sananda Maitreya


01) O Lovely Gwenita (3:18)
02) This Town (3:37)
03) With A Girl Like You (3:44)
04) I Never Knew How Much (3:39)
05) At The Crossroads (5:35)
06) A Wife Knows (3:27)
07) These Stones (2:51)
08) If I Just Stay With You (3:39)
09) Has It Been Too Quiet? (3:27)
10) Free Me (3:21)
11) I Don't Give A Fuck About You (2:57)
12) Mrs. Gupta (4:19)
13) Ooh Carolina (3:02)
14) Family Reunion (1:55)
15) Where Did The Money Go? (1:50)
16) Because You’ve Changed (3:18)
17) Superstar (3:03)
18) December In The Rain (3:05)
19) Angel (Not A Saint) (3:00)
20) What Would You Like? (3:44)
21) Cowboys & Injuries (2:03)
22) Priscilla (2:27)
23) The Lost Highway (3:47)

Friday, May 15, 2009

平成21年大相撲五月場所(6日目)

10日からはじまった大相撲夏場所に行ってきました。
全勝が白鵬関・日馬富士関・稀勢の里関・高見盛関の4人、1敗が朝青龍・魁皇等・・・と続く中、新関脇・新小結の健闘や千代白鵬関が5日目から休場と、中盤の動きが気になります。
(千代白鵬関、どうぞお大切になさってください)

新型インフルエンザ対策のため、今場所の国技館入り口では入場後に手の消毒がありますが、これは力士も同様。マスクを着用した力士の姿も見られましたが、こうした日本相撲協会の取り組みっていいですね。


今日のお席
さて、贔屓力士が西方に集中することが多く、これまではもっぱら西花道寄りの席で観戦していましたが、今日は初めての東花道横。西方は行司や親方の出入りもあるため賑やかですが、花道にカメラを向けるのをつい遠慮してしまうような雰囲気なのに対して、東花道はさほど人通りがないため、花道をじっくり見ることができました。

  
 
左: 土俵入り前の普天王関   右: 近すぎる琴欧洲関


これまでは背中ばかりを見ていた朝青龍関の土俵入りも、今回はバッチリお顔を見ることができました。


目の前に塩の入った大きな木箱(取組前に塩をまく際のお塩のストック)が置いてありました。
なので今日は・・・

塩撒き特集

  
  
  
  

1段目: 高見盛関(残念ながら本日1敗)・普天王関
2段目: 稀勢の里関(残念ながら本日1敗)・鶴竜関
3段目: 日馬富士関(6連勝)・琴欧洲関
4段目: 朝青龍関(左利き)


応援している関取はたくさんいますが、一番の注目はやっぱり日馬富士関です。

日馬富士特集

旭天鵬 vs ☆日馬富士
6勝目を挙げて、本日時点では横綱・白鵬と並んで首位キープ。
安馬時代を含め日馬富士関を拝見する機会は度々ありましたが、本日の土俵入りでの第一印象は “色がキレイ” ということでした。
体調って顔色に出たりするけれど、今日の大関は顔だけでなく身体の色もとてもよくて、調子が良いのがよくわかりました。色白なので濃い色の化粧まわしが栄えますね。

  
  

その他の気になる取組

鶴竜 vs ☆豪栄道
新関脇と新小結対決。鶴竜関を応援していましたが、豪栄道関も応援していたので複雑な一番でした。

  



☆千代大海 vs 玉乃島
骨折やインフルエンザで辛そうな千代大海関、がんばってくれて嬉しいです。
今日の取組ではプロレス並みの流血でした(玉乃島関が)・・・


☆琴欧洲 vs 豊真将
白星はあげられないものの、豊真将関は上位相手に大健闘ですね。明日以降に期待したいと思っています。

  


栃煌山 vs ☆朝青龍
朝青龍関と目を合わせようとしない栃煌山関、横綱の目力に負けてしまうからでしょうか・・・
横綱を応援していますが、栃煌山関も応援しています。

  


☆白鵬 vs 豪風
横綱安泰で6勝目。