“THERE'S PROBABLY NO GOD.
NOW STOP WORRYING AND ENJOY YOUR LIFE”
(神は多分いない。くよくよするのはやめて人生を楽しもう)
これはNational Secular Society(NSS)という団体によって立ち上げられたイギリスでの無神論者のキャンペーンで、バスに書かれる予定の広告の言葉である。
これに先立ち、同じ団体では洗礼破棄証明書なるものを発行しているようで、国外であっても入手可能。イギリスでは羊皮紙に印刷された1500枚が購入され、ダウンロード販売では10万ダウンロードを越えているのだそうだ。
キリスト教に限らず宗教には個人の価値観が大きく影響するが、このようなキャンペーンが実施されるのは実に残念に思う。もとより、日本のように宗教意識が薄くキャンペーンすら起こり得ない(それ以前に無関心な)状態は寒々しく思う。
英国国教会は“「洗礼を破棄することは、個人と神との問題」だとし、同教会の公式な立場としては洗礼の記録を修正することはないとした。”そうだ。
簡単に賛否を述べることはできないが、ただただ残念に思う。
なお、この証明書の本文は以下のようになっている。
I ________ having been subjected to the Rite of Christian Baptism in infancy (before reaching an age of consent), hereby publicly revoke any implications of that Rite and renounce the Church that carried it out. In the name of human reason, I reject all its Creeds and all other such superstition in particular, the perfidious belief that any baby needs to be cleansed by Baptism of alleged ORIGINAL SIN, and the evil power of supposed demons. I wish to be excluded henceforth from enhanced claims of church membership numbers based on past baptismal statistics used, for example, for the purpose of securing legislative privilege.”
写真はNational Secular Society(NSS)から転載させていただいています。