あまり思い出したくないけれど・・・
1993年あたりにマイケル・ジャクソンが尋問のようなものを受けている映像を見たことがあるが、その中でこんな場面が延々と続いていた。
質「○○(曲のタイトル)は?」
マ「○○。僕が書きました。(MJが覚えていれば)××(アルバム名など)の頃です」
質「リリースしましたか?」
マ「リリースしていません」
Thrillerなどでは「元々はStarlightという曲で・・・」などと、その曲の一節を歌っている場合などもあったけれど、ほとんどの曲にリリースしていないと答えており、ひたすら上のような会話が続いていた。
長時間に亘る質問でマイケルもかなり疲れている様子でとにかく見ていて気の毒だったのだが、この映像を見ていて、一体どれだけの未発表曲があるんだ?? と驚き、細かなことまでが頭の中に入っているマイケルの記憶力にも驚き(つくり手としては当然な部分もあるのでしょうけれど)、またファンとしては「全部聞きたい!」と思ったりもした。
2001年に「Invincible」が発売されてから音沙汰がなく、その後The Ultimate Collectionが発売されたが、これは10数曲の未発表曲+Dangerous TourのライブDVDつきという形で発売。いわゆるオリジナルアルバムとは異なるかたちだった。
2007年末頃には新譜「7even」がリリースされるというウワサがありジャケット写真まで出回っていたものの、何らかの理由で残念んがら発売が流れてしまった・・・
この度、Thrillerの25周年記念としてようやくアルバムが発売されるが、これもThrillerを基本として若干のオマケを追加したもの。
それでも未発表曲が数曲入るようなので楽しみではあるが、冒頭に書いたような膨大な未発表曲があるならば、新譜としてリリースしてほしいような気持ちもある。
(泣く泣くアルバムには入らなかった中にも名曲も数多くあるというのに・・・ 残念でたまらない)
もっとも、完全主義者のMJだからこそ、何らかの理由でお蔵入りさせた楽曲でアルバムをつくるというのは満足できないのだろうなあ。
Friday, February 15, 2008
Sunday, February 10, 2008
マラーホフの贈り物
今年2度目のバレエ「マラーホフの贈り物」を観に行って来た。
実は昨年上演が予定されていたのだが、主演であるベルリン国立バレエの監督:ウラジーミル・マラーホフの膝の手術により敢え無く延期・・・ まだ本調子ではなく、演目の変更こそあったものの、今日、無事にマラーホフの舞台を観ることができた。
今回の来日では、ニジンスキー版とロビンズ版との2種類の「牧神の午後」の上演が予定されていたが、ニジンスキーの「牧神の午後」でバレエファンになった私は、迷うことなくニジンスキー版の「牧神の午後」を選択。
開幕と同時に牧神パンの姿で登場したマラーホフ(一番上の写真)は実にチャーミングだった。
何でもメイクに1時間かかるのだとか。
圧巻だったのは「カルメン」のマリーヤ・アレクサンドロワ。とにかく素晴らしかった。
【本日の演目】
- 「牧神の午後」 ウラジーミル・マラーホフ
- 「エスメラルダ」 ヤーナ・サレンコ、ズデネク・コンヴァリーナ
- 「カルメン」 マリーヤ・アレクサンドロワ、セルゲイ・フィーリン
- 「くるみ割り人形」 イリーナ・ドヴォロヴェンコ、マクシム・ベロツェルコフスキー
- 「白鳥の湖」第2幕 〈全編〉 ポリーナ・セミオノワ、ウラジーミル・マラーホフ
- 「白鳥の湖」より“黒鳥のパ・ド・ドゥ” マリーヤ・アレクサンドロワ、セルゲイ・フィーリン
- 「アレス・ワルツ」 ポリーナ・セミオノワ
- 「スプレンディッド・アイソレーション」 イリーナ・ドヴォロヴェンコ、マクシム・ベロツェルコフスキー
- ドン・キホーテ」 ヤーナ・サレンコ、ズデネク・コンヴァリーナ
- 「ラ・ヴィータ・ヌォーヴァ」 ウラジーミル・マラーホフ
マラーホフはとにかくチャーミングで、前から4列目だったおかげで表情もバッチリ見ることができた。
ピョンピョン跳んで、クルックル回る姿が観られなかったのは残念だったが、マラーホフの舞台を観ることができただけで満足だった。
写真はネット上の画像から転載させていただいています。