Saturday, November 18, 2006

From Tokyo to Taipei


台北へ。
8月のマニラとは対極的で、この度の台北旅行は散財の旅となりそう。
成田で友人と落ち合い、まずは回転寿司で腹ごしらえをして、いよいよ出発。

搭乗開始(この飛行機に乗ったわけではないが・・・)。

台北に到着後に立ち寄った空港のトイレ。
ここに・・・ 携帯電話を・・・ 忘れた・・・
無事に見つかったのでよいのだが、今回の旅行は忘れ物が多い。先が危ぶまれる。

空港から市内へはバスで移動。


バスを降りてホテルへ。
台北市内はバイク(スクーター)が多く、2人乗りは当たり前。多少の雨でもカッパで凌いでしまうというバイク文化のよう。


まずは実印をつくりにはんこ屋へ。思うようなはんこをオーダーし、腹ごしらえ(悲しいことにケンタッキー)。


慌てて食事を終えて、京劇を観にTAIPEI EYE(台北戯棚)へ。若い京劇学校の学生の出し物なのだが、フロントも学生(らしき若い人)が担当していた。
台北の青年は皆ニコニコとしていて感じがよく好感が持てる。


エレベーターで劇場階まで上がると、出演者が準備をしていた。
正直なところ「ここまで見せてしまうのか・・・」と驚いたが、こうした風景を間近で見る機会はなかなかないため、非常に興味深かった。


すでに衣装をまとった出演者が腰掛け、記念撮影に応じていた。
まだ10代半ばの男の子だと思うが、堂々としており、身のこなしや会話など、役に徹しているのに関心した。


いよいよ開演。
まずは日本で言うところの浄瑠璃・人形劇(布袋戯)がはじまった。遠目で見ても鮮やかで美しいが、人形の動きはまるで生きているようで、細かな所作や表情が読み取れるものだった。

人形が火とか吹いているのでかなり驚いた。
写真で見ると笑えるが実際は素晴らしく、伝統芸能の良さを堪能できたように思う。
会場には人形も飾られていたが、その精巧さ・美しさは言うまでもない。台北市内には林柳新記念偶戯(人形)博物館があるが、いつか訪れてみたいと思った。

京劇がはじまる前に最前列に移動。舞台に近すぎるが、ここにいると出演者の息づかいが聞こえてくる。

幕が開くをまずは練習風景の再演。にこやかにしているもののかなり苦しそうで、全員が相当なトレーニングを積んでいることがよくわかった。


いよいよ京劇がはじまった。冒頭の練習の様子でかなりの厳しさがあることが伝わってきたが、衣装をまとい舞台にたつと、その苦労は全く見えてこない。学生とは思えないプロ意識に感心させられた。
映画《覇王別姫》では京劇役者を巡る様々な悲劇が描かれていたが、そんなことをぼんやり思い出しながら鑑賞した。
主役の二人が覇王と姫のように思えた。





終演後、思わぬスコールのためにタクシーでホテルまで帰着。
車内にはなぜかカラオケセットが設置されており、運転手が日本の演歌(知らない曲だったが)を熱唱。かなり上手で驚いた。

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