Sunday, November 19, 2006

Holy Family Catholic Church - 天主教台北聖家堂


天主教台北聖家堂(Holy Family Catholic Church)で主日ミサに与った。
ここの教会では月に二度、日本語によるミサも挙げられているそうだ。
大安駅から歩くこと約30分。地図の縮尺を誤ったため、思いの外時間がかかってしまったが無事に到着。この教会のある道は天国の道と呼ばれているのだそうで、近くにプロテスタント(おそらく)の教会もあったためにやや迷った。

想像以上に広い聖堂内には多くの人がつめかけ、ミサに与っていた。
雰囲気もとてもなごやかで、ミサ終了後に「今日はじめてこの教会にいらした方は立ち上がってください」というアナウンスがあり、私を含め幾人かが立ち上がったが、日本から来訪したとのことに皆驚いていた。それだけ日本にはカトリック信者が少ないということなのだろうか。フィリピンでのミサで歌った聖歌を耳にしてとても懐かしくなった。


聖堂前方は左右の翼に分かれているが、全て埋め尽くされていた。私が通う日本の教会の3倍近く収容できるのではないかと思う。
聖堂脇のステンドグラスも美しく、小ぎれいで新しい聖堂のような印象を受けた。


英語ミサに与ったためか、フィリピン人が多いような印象を受けた。
ミサ後にはマリア様やヨゼフ様の御像に向かって熱心に祈りを捧げていたのが印象的だった。


左右の翼にも現代的なステンドグラスが飾られており、虹色に照らされる堂内はとても美しい。




台北ではカトリック信者は少ないと聞いていたが、このミサのスケジュールを見て驚いた。

Saturday, November 18, 2006

From Tokyo to Taipei


台北へ。
8月のマニラとは対極的で、この度の台北旅行は散財の旅となりそう。
成田で友人と落ち合い、まずは回転寿司で腹ごしらえをして、いよいよ出発。

搭乗開始(この飛行機に乗ったわけではないが・・・)。

台北に到着後に立ち寄った空港のトイレ。
ここに・・・ 携帯電話を・・・ 忘れた・・・
無事に見つかったのでよいのだが、今回の旅行は忘れ物が多い。先が危ぶまれる。

空港から市内へはバスで移動。


バスを降りてホテルへ。
台北市内はバイク(スクーター)が多く、2人乗りは当たり前。多少の雨でもカッパで凌いでしまうというバイク文化のよう。


まずは実印をつくりにはんこ屋へ。思うようなはんこをオーダーし、腹ごしらえ(悲しいことにケンタッキー)。


慌てて食事を終えて、京劇を観にTAIPEI EYE(台北戯棚)へ。若い京劇学校の学生の出し物なのだが、フロントも学生(らしき若い人)が担当していた。
台北の青年は皆ニコニコとしていて感じがよく好感が持てる。


エレベーターで劇場階まで上がると、出演者が準備をしていた。
正直なところ「ここまで見せてしまうのか・・・」と驚いたが、こうした風景を間近で見る機会はなかなかないため、非常に興味深かった。


すでに衣装をまとった出演者が腰掛け、記念撮影に応じていた。
まだ10代半ばの男の子だと思うが、堂々としており、身のこなしや会話など、役に徹しているのに関心した。


いよいよ開演。
まずは日本で言うところの浄瑠璃・人形劇(布袋戯)がはじまった。遠目で見ても鮮やかで美しいが、人形の動きはまるで生きているようで、細かな所作や表情が読み取れるものだった。

人形が火とか吹いているのでかなり驚いた。
写真で見ると笑えるが実際は素晴らしく、伝統芸能の良さを堪能できたように思う。
会場には人形も飾られていたが、その精巧さ・美しさは言うまでもない。台北市内には林柳新記念偶戯(人形)博物館があるが、いつか訪れてみたいと思った。

京劇がはじまる前に最前列に移動。舞台に近すぎるが、ここにいると出演者の息づかいが聞こえてくる。

幕が開くをまずは練習風景の再演。にこやかにしているもののかなり苦しそうで、全員が相当なトレーニングを積んでいることがよくわかった。


いよいよ京劇がはじまった。冒頭の練習の様子でかなりの厳しさがあることが伝わってきたが、衣装をまとい舞台にたつと、その苦労は全く見えてこない。学生とは思えないプロ意識に感心させられた。
映画《覇王別姫》では京劇役者を巡る様々な悲劇が描かれていたが、そんなことをぼんやり思い出しながら鑑賞した。
主役の二人が覇王と姫のように思えた。





終演後、思わぬスコールのためにタクシーでホテルまで帰着。
車内にはなぜかカラオケセットが設置されており、運転手が日本の演歌(知らない曲だったが)を熱唱。かなり上手で驚いた。