今年6月に亡くなった、大好きなマイケル・ジャクソンの映画 “THIS IS IT” を観に行ってきました。
亡くなる直前まで行っていたという、ロンドン公演のためのリハーサル風景などを編集した、2週間限定公開の映画です。
※公開が2週間延長になり、11月27日までになったらしいです(一部の劇場をのぞく)
マイケル特集のテレビなどを泣きながら見たりしていましたが、それでも今日まで、マイケルの死が信じられませんでした。でも、映画のオープニングでマイケルの姿を目にすると、なぜだか突然「いなくなっちゃったんだ・・・」ということを実感させられて、そして「あぁ、マイケルが戻ってきた!」とも感じて、静かに泣きました。
母の影響で幼い頃からマイケルの存在はすり込まれていたものの、“Thriller” のイメージが強かったのですが、小学生の頃に “We are the world” のマイケルのパートを聞いて、「歌詞にピッタリで、何て優しそうな声をしているんだろう」と感じてから、マイケルを好きになりました。いまとなってはマイケルを教えてくれた母に感謝です。
そういえば、以前ベルリンの「ホテル・アドロン」というホテルでディナーしましたが、その直後にマイケルがこのホテルに泊まっていたことを知り(マイケルが子どもを落とそうとした、というわけわかんない報道で登場したホテル)、ひそかに嬉しく思っていました。
この映画では、上手いしカッコいいマイケル本来のパフォーマンスはもちろん、これまでの過剰報道が払拭されるべくチャーミングで純粋で繊細で優しくておとなしいマイケルの人となりがよく表されており、嬉しさとあまりのマイケルらしさに何度もメソメソしながら観ていました。
リハーサルの様子が流れ、途中に共演者のコメンタリーや、ロンドン公演で流す映像の撮影風景が入るというライブPV&メイキングのような映画でしたが、パフォーマンスだけでも楽しめるし、マイケルって本当に魅力的で、真のエンターテイナーですよね。
公演をつくりあげえゆく熱心さや真面目さも強く感じられ、やっぱり「ライブの人」だなと思いました。
周囲の人へかけるていねいな言葉遣いや優しい口調、何度も “God bless you.” とささやくのが印象的で、ますますマイケルの心の温かさや人柄の良さを実感させられました。
何気にチュッパチャップスをなめていたりしてかわいかった~。
ステージ衣装ではありませんがどれも上等でステキなお召し物で、一度だけラフな格好でスウェット(多分エド・ハーディー)をはいている姿もありました。
“Billie Jean” の電飾(発光体)を使った衣装は本当に見たかったです。
“Black or White” や、一番好きな “Billie Jean” では、もうウルウルしちゃって映像がぼやけていました。
映画が終わると館内では拍手が起こりましたが、この拍手が“King of Pop - Michael Jackson”の素晴らしさを表しているように感じました。
最終日まで、何度見に行けるだろう。
マイケルをあまり知らないという方にこそ観ていただきたいです。
写真・動画は公式サイトから転載させていただいています。